OSS概要について

こんにちは。
前回ECSについて書きましたが、今回はOSSの概要について書きたいと思います。

OSS(Object Storage Service)について

OSS(Object Storage Service)は、ネットワークベースのデータストレージサービスです。バケットと言うコンテナを作成し、その中にデータを格納するイメージです。
格納できるデータは、テキストファイル、イメージ、オーディオ、ビデオなど様々な非構造化データです。
Azure Blob Storageと似たようなサービスです。

OSSの特徴

1ファイルの最大サイズは48.8TB。
保存できる容量は無制限とのこと。(使用した分に課金されるので、無制限とはいえ注意が必要です)
Azure Blob Storageは、日本リージョンだと500TBまでと容量制限があるので、Alibaba Cloudの方が優位性があります。

また、容量0 – 5GBは無料で使え、データ転送量も0 – 5GBは無料で使えるようです。
こちらもAzure Blob Storageに比べて優位性があります。

ファイル格納だけではなく、イメージやビデオのフォーマット変換や編集が行えます。
画像:形式変換やサムネイル、クロッピング、ウォーターマーク、スケーリングと言った編集
オーディオ/ビデオ:トランスコード、パイプライン、透かし、解像度のスケーリング、ビデオ画像の回転等(ただし、OSSとは別に購入が必要)

静的Webサイトのホスティングも可能です。
静的コンテンツ (クライアントで実行される JavaScript などのスクリプトを含む) で構成されている Web サイトをOSSで公開することができます。
Webサイトを作れると言うことで、中国本土のリージョンにてWebサイトを公開するにはICP申請が必要です。

注意点

1ファイル5GBを超えるファイルをアップロードするには、再開可能なアップロード(マルチパートアップロード)と言うモードでアップロードする必要があります。
10,000パーツまで分割でき、各パーツは最小100KB、最大5GBとのこと。

同じ名前のファイルをアップロードすると、既存ファイルが上書きされます。

Access Key IDでのURLアクセスでは、有効期間を設定できますが、具体的にはUNIX時間で設定されています。

中国本土リージョンのOSSにバインドするドメインは、ICPライセンスを事前に取得する必要があります。

オブジェクトのアップロードとアクセスについて

OSSコンソールを使った、オブジェクトのアップロードと、ファイルへのアクセスについて試してみたいと思います。以下の手順を実施します。

1. OSSの有効化
2. バケット作成
3. オブジェクトアップロード
4. オブジェクトの共有

1.OSSの有効化

OSSをはじめて使う場合、サービスを有効化する必要があります。

1-1.「Object Storage Service」をクリックします。

1-2.「今すぐ有効」にするをクリックします。

1-3.OSS SLAと利用規約を確認します。

1-4.同意できる場合、チェックしてから「今すぐ有効化」をクリックします。

1-5.有効化出来たら、「コンソール」をクリックします。

2.バケット作成

OSSを有効化したら、最初にバケットを作成します。

2-1.「バケットの作成」をクリックします。

2-2.以下の情報を入力し、「OK」をクリックします。

– バケット名
– リージョン
– ストレージクラス
– ACL

3.オブジェクトのアップロード

3-1.作成したバケット名、ファイルタブをクリックします。

3-2.「アップロード」をクリックします。

3-3.アップロードする場所、ファイルACLを設定し、ドラッグアンドドロップでファイルをアップロードします。

3-4.アップロードを確認したら、右上の×で一覧の画面に戻ります。

4.オブジェクトの共有

4-1.アップロードしたファイル名のプレビューをクリックします。

4-2.有効期間(秒)を設定します。

4-3.ファイルACLを設定し、ファイルURLのコピーをクリックします。

バケットから継承、非公開、公開読み取り、公開読み取り/書き込みから選択可能です。

4-5.別のブラウザで該当URLを開く。

ファイルの内容を表示できました。

4-5.有効期間が切れた後は、該当ファイルにアクセスできなくなります。

その他

日本語公式サイトの概要ページで、特徴の一部が「<<削除>>」と表示されています。
英語のサイトを確認すると、該当する部分には説明が入っているので、日本固有なのか、更新ミスなのか不明なところ・・・
公式サイトくらいしっかりメンテナンスしてほしいと思う今日この頃。

日本語のドキュメントサイトだと、可用性の説明が99.95%と99.99%が混在しています。
正しくは99.99%と思いますので、注意が必要です。
ただし、SLAのページでは、99.9%との説明があります。

OSSの話題に限った事ではないですが、公式ドキュメントサイトの日本語訳がまったく意味不明なときもあります。
その際は、英語で表示して、Google翻訳等に頼ったほうが、まだマシな訳を表示可能です。

まとめ

以上、OSSの概要についてお伝えしました。
基本的に出来ることはほぼAzure Blob Storageと同等と思います。
別途料金を払えば、イメージの編集が出来たり、オーディオ/ビデオの編集が出来るのはAlibaba Cloudの方が優れているかも知れません。

次回はOSSのアクセス制御について書きたいと思います。

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