初めてのAlibabaCloud

皆さん、AlibabaCloudって知っていますか??

Alibaba Cloud

まだまだ、日本国内では、知っている人も少ないかと思います。
今回は、そんなAlibabaCloudについて、記事を書かせて頂きます。

11/9(金) に福岡で開催された以下のイベントに参加させて貰いました。
https://alieaters-kyushu.connpass.com/event/104620/

AliEaters
※AlibabaCloudのイベントキャラクターです!

内容としては、あまり深い技術話ではなく、
「皆さん、中国のネットワーク事情ってご存じですか?」、という切り口から、
金盾の話、AlibabaCloudの良いところ、を浅くちょっと広く話を聞けた感じです。

イベントのアジェンダは以下のタイトルでした。

  • 『御社のウェブサイトは中国からは見られないかもしれない』
  • 『中国雲(クラウド)の歩き方』
  • 『Function Computeでサーバーレスを楽しむ』
  • 『AlibabaCloud杭州TCC視察ツアーの共有』

今回は、上記内容をギュッと凝縮してお送りします。

まずは、AlibabaCloudの良いところについて
それはやはり「中国ビジネス」において、非常に優位という点に限ります。

  • ・世界19リージョンある7リージョンが中国国内
    ⇒ あくまで中国をハブとして、世界各拠点へ繋ぐクラウド、というスタイル。
  • ・日本-中国間の閉域網は、Alibabaだけ
    ⇒ 参入するには非常に高価になってしまう。
    何故高いのか?
    中国上海にある陸揚局、中国キャリア2社独占。
    さらに、中国キャリア3社が陸揚局からのバックボーンを独占。
    これにより、海外の企業は中国における通信事業が事実上不可能に。
    中国キャリア3社は以下になります。

    • 「チャイナ・モバイル」
    • 「チャイナ・ユニコム」
    • 「チャイナ・テレコム」

    【例】
    海外から上海に 1Gbps の引き込みに $50,000- 必要、それに対して、海外から香港に 1Gbps の引き込みに $1,000- 必要、となってます。(約50倍差)

セミナーの登壇者の方が、一般的な品質を計測したところ、日本-アジア間に関しては、基本的に安定した結果が出るものの、日本-中国間に関しては、もはや通信障害レベルの結果になったそうです。
また、クラウドにおける日本-中国間のインターネット品質においては、メジャーなクラウドよりもAlibabaCloudの方が高い品質を保てていたようです。
つまりは、中国市場における何かビジネスが絡むのであれば、「AlibabaCloud」は選択肢として、非常に優位にたてますが、日本市場のみで活躍する、またはそれ以外の場合においては少し提案が苦しいかな、という印象です。

【プチ情報】
ちなみに中国クラウドってアリババ以外にも約20個あるらしいです。
中には中国国民が持つマイナンバー?的なものを入れないといけないものもあるらしく、どちらにしても、日本人が気軽に利用し始めるには、少しハードルが高そうです。
また、そんな中国クラウド市場におけるAlibabaCloudのシェア率約60%だとか?

また、上記にある「チャイナ・テレコム」と「チャイナ・ユニコム」は昔から非常に仲が悪いようで、『南北問題』としてよく取り上げられます。これにより、両キャリア間の通信品質があまり良くない事態になっています。
⇒ アメリカを一度経由させるような繋げ方をさせられたり。
参考URL:https://lxr.co.jp/blog/5766/ https://global-marketing-labo.com/2017/12/20/10062/

2016年の春に解決した、との事ですが、登壇者の検証では今なお通信状況は良くないそうです。

やはり、まだ提案・利用には色んな課題がありそうで不安です。

親睦会で以下のように話を聞いてみたところ、
「Alibaba Cloudってこれから日本で流行ると思いますか?」
⇒ 中国市場は今やどの分野でも無視出来ないほどの規模になっており、数年前からは考えられないくらいの成長を遂げてきている。この点に関しては、もはや「気が付いたら近くに(抜かれて)いた」、というイメージ。AlibabaCloudにもそれを予感させる何かを感じている、そういった期待があり、また中国自体が得体が知れないので、そこにも期待している。

との事でした。

「いくつか不安があるものの、無視すべきではない技術」、という感想です。

話変わりまして、日本でAlibabaCloudを流行らせる為に、SBクラウド社筆頭に頑張っていくみたいです。
その取り組みの一環として、MVP制度を採用するらしく、以下が条件になります。

以下から2項目以上。

  • 5件以上のTechブログを掲載すること、または、Tech本の著作経験があること。
  • オフラインイベントでAlibabaCloudに関する発表を行った経験があること。
  • AliEatersやAlibabaCloudの関係するフォーラム、そのほかのTechフォーラムで様々な貢献実績があること
  • 「Alibaba Cloud Coonect」において、5件以上の推薦記事を記載すること

AliEaters

開始当社は間違いなく、立候補者が少ないので、取得を目指すなら今!って感じです。
ちゃんと本気に向き合えば、もしかすると取れるかもれませんね。(」゚∀゚)」 オーイ,ダレカー!!

長くなってしまいましたが、纏めますと、
AlibabaCloudは中国ビジネスに関係するならば、とっても有利。
でも、それ以外においてはなかなか優位な特徴がない状態。
但し、中国市場の過去の成長から今後急成長を遂げるクラウドかもしれない。
あと、本気でやっていくならば、第1回目のMVP獲得目指して頑張るべき。

以上となります。何かご参考になれば、幸いです。

最後に。
イベント登壇していた大学生が超が付くほど優秀でビックリしました。
世の中、優秀な学生ってやっぱりいるんですね~。